過去のエロ名言

エロ同人誌が突如 知能を持ったら 
ここにいる人たちはみんな奴隷にされてしまいますわ 

――上連雀三平『わたしを有明につれてって!』


講評:フヒヒ……サーセンwwwww(2008/2/16)



エロハンド…!!

――福本伸行『最強伝説黒沢』


講評:そもそも日常会話からして名言だらけな福本作品の中で燦然と輝く素敵なエロワード。なんか「相当おっぱい触りたくなってる」ってことを言いたかったらしいんですけど……。
 しかしまあこの主人公、44歳にして電車の中でちょっとおっぱいの大きい女見つけただけでこの有様。 駄目っ……! この男……野放しにしちゃ駄目っ……!!(2007/11/5)



なんでもおまんこなんだよ
あっちに見えてるうぶ毛の生えた丘だってそうだよ
やれたらやりてえんだよ
おれ空に背がとどくほどでっかくなれねえかな


――谷川俊太郎『なんでもおまんこ』


講評:一瞬信じられないが日本を代表する詩人の作品。詩集『夜のミッキー・マウス』より。
 まー、その、なんだ。一生勝てる気がしねえ。
 ちなみにどうも本人かなりお気に入りの作品らしく、インタビューで朗読するなどの暴挙に及んでおります。
 少しでも興味をもたれたら是非全文を読んでいただきたい。衝撃を受けます。(2007/10/7)


「いやいや待て待てそれは少し間違ってるな
 小さい子だけじゃなくて普通の子も好きだから“ロリコン「でもある」”が正しい」

――美水かがみ『らき☆すた』


講評:こなた「お父さんってロリコンなんだよね?」に対し父親の主張。お父さんいいこと言った!
 しかしまあ、膜取もこの点をつねに主張してるんですがどうにも世間の目は冷たいままです(2007/8/26)。


「女の筋肉には男のワガママがつまっている!!
女の筋肉=夫や子供のワガママを包み込む母のようなもの!!!」

――哲弘『椿ナイトクラブ』


講評:まさか少年誌に同志をみつけてしまうとは……(2007/4/20)。


「君の性癖がもたらす
君の殺意がボクを勃起させた…」

――西川秀明『職業・殺し屋。』


講評:表現がイクところまでイっちゃってることでおなじみの漫画『職業・殺し屋。』(未読の方は是非)より殺し屋な主人公さんの名言。
ヒロインと初エチーな殺し屋主人公。当然ヒロインも殺し屋。殺人快楽症なヒロインに喉をひねりつぶされながらも主人公クールに勃起開始。
ア……アルティメットシチュエーション!! つうか何だこれ。(2006/8/19)


「こ このぺどやろうは……ほんっとうにげんどってものをしりませんね」

――春風うにぽ『ももいろひよこ。』


講評:フロム幼女トゥ幼女スキーで心に突き刺さる一言。
まったく、幼稚園児の彼女がいるのに赤ちゃんにしゃぶらせたりするからこんなこと言われるんだよ!
……そんないろんな意味で限度を知らない漫画の話です。
しかしまあ、この主人公こうまで言われときながら舌の根も乾かぬうちに「幼稚園児と! 赤ちゃんとを! いっぺんになんて………」って馬鹿! 馬鹿!(2006/6/25)

「フウウウウウウ〜〜〜〜 わたしは…子供のころ…… レオナルド・ダ・ビンチの『モナリザ』ってありますよね…… あの絵…画集で見た時ですねあの『モナリザ』がヒザのところで組んでいる「手」… あれ…初めて見た時…… なんていうか……その… 下品なんですが…フフ…… 勃起………しちゃいましてね…………」

――吉良吉影(荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』)


講評:凄いな。やはり吉良は理屈抜きで凄いな。
漫画界随一のフェティシストはおそらくこの人でしょう。(2006/5/27)

私たちはふたなり中毒
穴だけじゃだめ 棒だけじゃだめ
私たちは2人で初めて気持ち良くなれるんだよ!


――おりもとみまな『もっとふたちゅ』


講評:すすすすばらしいいいいいいいいい!!!!(壊)
……えー、おりもとみまな先生はふたなり界の大物。ヒロインは無論ふたなり。
そして半裸の娘が三日月をバックに背負い、両手を広げてこんなことを言い放つクライマックス。
これをエロ名言といわずして何をエロ名言と言うべきか。(2006/3/30)

性とは、詮じつめれば、二元的になった生命の一つの表現形式、としかいえないのではないか。
性的結合は、この二元性を克服しようとする一つの方法、単なる一つの方法であって、それ以上でもそれ以下でもないではないか。

――澁澤龍彦『エロスの解剖』


講評:久々にアカデミックなこと書こうとしたらさっぱり意味がわからない罠。
 まあ、要するに「エチーってのはつまり一つに戻りたいっていうだけのことよ」って意味ですわね。なんか要約しちゃうとエヴァ臭がして薄ら寒いですわね。
 ところで、この一文を読んだだけで「ナルホド!! っちゃあふたなりは完璧な人間なんだね!!」って思考に飛躍した膜取は短絡的ですか。そうですか。(2006/3/1)


「実は私はとてつもないアゲチンなのです!」

――山崎大紀『魅惑の美脚! レースクイーンとH!』


講評:ヲタの皆さまならばテッパンでご存知ではないだろう山崎大紀氏の漫画にある、あまりにもアレな口説き文句。
この後、物語はつつがなく進んで「私も抱いて!!」ってなってるんですが……。
「そんなわけあるかーーーい!!」と私が思うのは童貞の浅はかさなんでしょうか?
いや、そんなことはないな。(2006/2/15)


「具合良ければすべて良し!!」

――山口譲司『おしとね天繕』


講評:元禄艶笑絵巻『おしとね天繕』は下ネタ系(失礼)漫画のひそかな名作。そしてその根幹をなす思想がこれ。
上様の夜の生活を充実させるがために、あらゆる女をこの精神で吟味(……)してゆく天繕の生き様に、日本男児ならば感涙を禁じえぬことでしょう。
まさにエロ者必読の書であります。
とても『ミステリー民族学者八雲樹』と同じ作者とは……とか思ってたら一部で伝説の『臀撃おしおき娘ゴータマン』もこの人の作品だったとさ。(2006/1/26)


就職なんてできるわけねえじゃねえか!!
俺にできるのはオナニーだけ…
俺の人生はオナニーなんだよぉ


――滝本竜彦/大岩ケンヂ『NHKへようこそ!』


講評:新年一発目がコレかーーーい!!!!
しかもひさびさの更新なのに……。でもある意味、このサイトの年明けとしてはこれ以上なくふさわしい名言かもしれません。まあ今年もこんな感じですので宜しくお願いします。
しかしまあ、このマンガ初めて読んだけどスゲーなー。……うーん、いろんなとこから反感買いそうだし、ポリシーにも反するけど一応言っときますか……
「こうはなりたくない。」と。(2006/1/1)


 恋愛とはただ性欲の詩的表現を受けたものである。少なくとも詩的表現を受けない性欲は恋愛と呼ぶに値しない。


――芥川龍之介『恋愛』


 「恋愛。好色の念を文化的に新しく言いつくろいしもの。
 すなわち、性欲衝動に基づく男女間の激情。
 具体的には、一個または数個の異性と一体になろうとあがく特殊なる性的煩悶。色慾の Warming-up とでも称すべきか。」

――太宰治『チャンス』


講評:二大ウツ文豪、恋に関する見解でビンゴ。特にバッサリ切り落としているようでキレイにまとめてある芥川先生の表現の秀逸さには感服させられますな。
しかしまあ、人もいろいろあるとこういう境地に行き着くものなのかしら。膜取個人はとても率直(ミもフタもないとも言う)でよろしいとは思いますが。(2005/11/24)


 「汗っかきのお前と体臭フェチのおれ!!
 これ以上に完璧な組み合わせはないぞ!!」


――忠臣蔵之介『真夏のMYアロマ』


講評:なッ、何てッアホなネームなんだ!! すげえ! 徹夜明けかッ!?
 ……いやいや褒め言葉ですよ? 実際見習いたいセンスです。(2005/11/2)

 「性的に見て常態な男は、だれとでも、否、一歩進めて何とでも性行為をなしうるはずだ。なぜなら、種の本能は盲目だから。」


――コクトー『阿片』


講評:『恐るべき子供たち』で有名なフランス前衛芸術家がラリって入院中に書いた短編より。
 つまり健全な男子ならエロスを臭わせてるものなら何にでも欲情して当然ということです。
 「そんな無茶な」とお思いの貴方も、犬の交尾や保健の教科書のイラストを見てもヘンな気持ちになってた中学生のころを思い出せばナルホド納得でしょう。
 さらにネットサーフィンで騙されてホモ画像やブス画像に当たってもこの心構えでいけば残さず完食も可能となるでしょう。ガンバ!(2005/10/21)


 「変態性SEXが流行するのは
 特に若い世代が情報の過多によって逆に興奮しにくくなっているってのもあるだろう
 だからいわゆる“変態”もスキズキなのであって、みんなもっと寛容になると世の中がもう少し楽しくなると思うよ」


――唐沢商会『怪体新書』


講評:みんな大好き(筋金入りのヲタクなら)唐沢俊一&なをきブラザーズの名言。
 欲望とはそもそも飽くなき物。必要なものが満たされていても、いや満たされていればこそ新しいもの、変わったモノを強く求めるようになるというものです。
 だから物質的に豊かな日本人は他の国の人から見たら変態だらけの国に見えるでしょう。
 げに深きは人の業。そしてそれが文明人の証。それでいいのだ!(2005/10/21)


 「女犯だと?
 お笑い草よ
 男根と女陰
 これこそが宇宙であり生命の源である!!」


――ふくしま政美/滝沢解『女犯坊』


講評: 劇画界を代表する精力絶倫のスーパー破戒僧、竜水和尚の至言。
 上人の名言(迷言多く含む)あまたある中で何を引用しようかなと悩むことしばし、その思想を端的に表す一節をチョイスしました。多分他の名言もその内乗っけるでしょうが。
 実は膜取、愛蔵版1巻を読了したばっかりですが、そのあまりのインパクトに即採用させていただきました。念彼観音力。(2005/9/28)


「……さわるとか、なめるとかいった感じもまた化け物の一種なのであろう。
 しかし、ふつうの女性でもちょっとくらいは男をなめるものだ。そこで、少々なめるのは妖怪ではなく、たくさん無茶苦茶になめるのは妖怪というわけだろう。」


――水木しげる『日本妖怪大全』


講評: ご存知・妖怪大翁が「なめ女(ホントにこんな名前)」という妖怪の解説に添えた感想。
 舐める、とか何とかのプレイは、言うなれば生殖の必然からは逸脱した行為。普通のレベルでは気づかれていないもののある種の畸形(変態)性を含んでいるということでしょう。

 ちなみにこの「なめ女」ですが、解説によると「非常に美しい長者の一人娘なのだが、どういうわけか猫のようなザラザラの舌を持ち、男をなめまわす癖があった」とのことで、これだけですと只の変り種のエロマンガに出てくる変態女の説明みたいですな。(2005/9/21)


「男は皆、目が性感帯だ。 第二のチンポだ。」


――砂『ハーモニープレイ』


講評:トンだ言語感性が素敵な砂先生の短編より。
とかく男の性欲は視覚に影響されやすいもの。そりゃもう男児たるもの、気合を入れれば空を行くはぐれ雲も女体に見えてくるものです。
そういえばこいずみまり先生の作品中にも「女性はダイレクトな男性の裸やらちんちん見ただけじゃ興奮しない」とか「男の人がオカズ見ながらイケルってのが不思議」というお話が載っていましたし、 男性のほうが即物的な感覚に影響されているってことでしょうか。そういう意味ではむしろ男に生まれて得してるネ!!(2005/9/13)



フフン…ホモでショタとは……世も末だな……
今の世の中見渡せばキャワイイギャバ良い女の子はいるところにはいるってのに……
どこにいるかって?
アニメの中だよ!!
私の名前は……そう……………
「ダサ男仮面」とでも呼んでもらおうか!!


――平野耕太『テクノ番長SS』


講評:もうツッコミ所が多すぎてどーすりゃいいのか。
とりあえず膜取としては一行目の内容には何らかのケチを付けておきたいとこですが、まぁ面白いので良し(何様)。
さて、引用先はこの方の作品としてはもう大分初期作に当たるんですが、2徹明けみたいな強烈なテンションは当時から変わらないようです。
まぁ何ですか、こうした言い訳の出来ないアナーキーぶりを取り上げるっていうのは、昨今はびこる電車男的風潮に糞便をぶつける感じでとても爽快ですね。(2005/9/13)




うるせい!!
動いてるの見てぇんだよ!!
自分の描いたエロ絵がアニメしてたらそりゃ見てーだろうがぁ!!


――古賀亮一『忠犬ディディー』


講評:……ついにエロ名言に御大登場(ネタ切れともいう)。
さてさて、エロにおける「動画」の強さはもはや御大の言葉を借りるまでもないかもしれません。
オッパイのイゴイテいる姿のインパクトと来たら西にエロアニメあり、と聞けばこれショボクレじゃないの? というものでもつい買ってしまうものです。(2005/8/30)



 ――バンドや映画が駄目なら、せめて女の裸を拝める仕事につきたい――
 我ながらドツいてやりたい17歳のバカ・イマジン。しかし本気でそう考えたものだ。


――大槻ケンヂ『我が名は青春のエッセイドラゴン!』


講評:ダメ人間界最大のカリスマ・大槻ケンヂ兄貴の、若き時分のリビドーをさらけ出した名言。
若き男児の無軌道かつ救いようもなくバカな発想。膜取も無難なところに就職を決めたけど、本当はコアマガジン社に就職したかった。
男ならば誰もが共感し、恥じ、そしてノスタルジーを感じる言葉です。その頃はもうチンコが胎内に万年出張中だったな〜みたいな輩のことは知りません。知るもんですか。(2005/8/30)



「世の中にはマジメな母親厳格な父親がたくさんいます
でもなぜその人達に子供がいるか分かりますか?
それはエロいからですよ!
だからマジメはエロいんです
エロいはマジメなんです
……
怒っちゃダメ!!」

――竹内元紀『Dr.リアンが診てあげる純情派』


講評:うちのサイトでは異常なリスペクトを進めている作品から至極の名言。
その通りだ!  未来をしょって立つ新人類のママスアンドパパス! 教育もいいが偉くなったつもりではいるんじゃねぇ!! 貴様らがオッパって生まれたチャイルドじゃ! いささか無軌道な性の目覚めも大目に見やれ!!
ところでコミケでキュウキュウだったため週代わり不能でメンゴです。(2005/8/16)


「別に女の子の肛門には 男を悦ばすための器官がついてるわけじゃなし
男も女も肛門も同じだよな
う うん」

――上連雀三平『ドキッ!男だらけの射精大会』


講評:その一歩が偉大なる深淵のへの第一歩なのだが……。
まぁ、ようこそ新世界へ。膜取は歓迎しますよ。初心者はフタナリから慣らしていくのがオススメです。
とゆうわけで、エロマンガ界屈指の魔人・上連雀三平氏の屈折性を余すところなく示した作中の言葉。知っている人には今更ですが氏の作品はどうなんだ…?なタイトルも含めこんな感じです。
ところで『ドーベルマン』のラリッたギャングが全くおんなじこと言ってましたけど先生セーフですか。(2005/8/2)



たつまではなえ、なゆるまではたちれば起、起きればくろふてほこして快美きをやりて、 しぬるまでいきる命」

――平賀源内


講評:杉浦日向子『一日江戸人』収録の言葉で、出典は不明。味わい深い言葉です。人生なんてこの程度、人間は所詮うんこ製造工場ですが、同時に快楽受信装置でもあることを知っていれば、そんな人生も少しは楽しくなるのではないでしょうか。
と、そんなことを書いている最中(予兆…!?)に上記の杉浦先生の訃報が報じられました。先生の人生も、この言葉のように享楽的なものだったでしょうか…? 
杉浦先生、ご冥福をお祈りします。(2005/7/26)


「オナニーはどんどんしてよろしい!!
オナニーに興味があるのはヘンタイじゃないゾ!!」 

――こいずみまり『コイズミ学習ブック』


講評:ド直球。そしてその通りじゃっっ!!
……とまあ膜取の個人的見解は置いといて。
驚くべきはこれが14歳女子のお悩み相談に対して放った一言だということですな。
つまりオンナノコもそうなんですってよチンコ付きの皆サン。なんかすごい興奮しませんか。(2005/7/17)


「 愛がある
 哀しみもある…………
 しかし
 凌辱がないでしょッッッ」 

――夢枕獏/板垣恵介『餓狼伝』


講評:ご存知の方も多いでしょうが、『餓狼伝』漫画版の名キャラクター、泣き虫クライベイビーサクラの超名言。
言葉尻だけだとパケ買いで失敗したギャルゲーマーの叫びと思えなくもないですが。
このセリフが吐かれたシチュエーションを説明するのは愚行でしょう。それほどそこの浅い言葉ではありません。
ともかく、究極のエクスタシーには奪い取ることが不可欠だという話です。(2005/7/9)



「人間は基本的にはバイセクシャルだってこと、みんな知っているさ。」 

――ミック・ジャガー


講評:ロック界の大御所のバイオグラフィより抜粋。ちなみにこの方デビッドボウイとできてたらしいですが。
不用意なナワバリ意識を持たず自由に快楽をたしなむその生き様はまさにロックと言えましょう。(2005/7/4)


「ただ一個の精子の中に存在するDNAを優れたものにするために―――
男は血の汗を流し! 歯をくいしばって人生を生きぬいていくわけだ!!!
そのために男は笑い……
男は泣き!
男は燃えるのだ!!」 

――島本和彦『ワンダービット』


講評:熱い。熱いです。種の保存の本能をかつてここまで熱情的に表現した人がいたでしょうか。
抗いがたき子孫作りの本能。どんなに偉そうなことを言おうと、男の行動と言うのは結局はそこに集約されているです。いわばスペルマが男の魂。理性で世界を把握しきったような顔をしている人はこれを思い出して自重しましょう。(2005/6/25)


「アニメやアイドルに萌えているオタクも、もちろん性的欲求を持ってはいますが、女性は簡単に振り向いてくれないのを知っているうえ、現実的に女のコを口説くのは難しいので、性的欲望をコントロールした結果、ヴァーチャルな世界に走った人たちです。そういう意味では、身の丈に合った小さな幸せに巡り合ったともいえるでしょう。」 

――森永卓郎『辞めるな! キケン!!』


講評:おお、ヲタクの皆様およびエロの同胞たちよ、なんかモリタク様から福音が届けられていますよ。
これで明日から地元の本屋でもアナリストお墨付きみたいな顔でコミメガが買えるってモンですよ。
しかしまあ……身も蓋もないというか何と言うか……これほどヲタクの幸福を率直に分析した例も少ないでしょうねぇ。(2005/6/18)


「SEXしながら戦争が出来るか!!?」 

――平本アキラ『アゴなしゲンとオレ物語』


講評:むおっ!!? 出来ない!!
裏ビデオ収集家のおじいちゃんが、戦時中に出征先で洋モノを見たときの衝撃を回顧して曰く、と言うセリフ(ちなみにおじいちゃん実は戦争に行ってないというオチあり)。
剣をエロに、カラシニコフを股間のカラシニコフに持ち替えて世界平和。そんなラブ&ピース。
……もう何と言うか、あまり私に思想的なものを期待しないでください。(2005/6/12)


「めがねかけたままやらせてくれ!!」 

――小野寺浩二『妄想戦士ヤマモト』


講評:もう何をかいわんや。
……趣味。実に厄介です。つける薬のない病です。人類が始まってより未来永劫まで、嗜好と言うものにだけは説明もつけられなければ代わりも利きません。
だから膜取が美少年やチンコ付きの女の子が好きなのも仕方ないことなのです。あっ逃げないで!
ええい、人の趣味をとやかく言う人はいつか自分の趣味を否定されるぞ!!(2005/6/4)



ふんどしは男の最後の着衣だ! 紫や金の褌なんかあるか!!
これこそ己の心の様に輝く白であるべきだ!!」 

――隆慶一郎/原哲夫『花の慶次』


講評:ご存知傾奇者・前田慶次の名言。ちなみに原作『一夢庵風流記』(こちらも名作)にも記述があります。
昭和初期の美人芸者・秀香が時の首相のお誘いを「フンドシが緩んでるので」と断ったという話もありますし(←豆知識)、男子たるものイチモツを隠す布にだけは気を使うべし、ということでしょう。
ちなみに膜取は色こそ純白ですが21歳なのによれよれのブリーフであり、慶次殿に顔向けできるかは微妙です。(2005/5/27)


「ロリータ、わが生命のともしび、わが肉のほむら。わが罪、わが魂。ロ、リー、タ。
舌の先が口蓋を三歩進んで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。」  

――ナボコフ『ロリータ』


講評:ご存知「ロリータコンプレックス」の語源たる作品の序文で、文学史上に残る超名文。主人公の燃え立つような情欲が端的に、かつ詩的に表されています。
まぁ話自体はロリコン親父が女子○学生のケツを追い回す話なんですけどね。タイトルのイメージそのままでいけますな。(2005/5/20)


「私たちは糞と尿のあいだで生まれるのだ。」  

――聖アウグスティヌス


講評:キリスト教初期の大教父の、人間は誕生からしてそもそも汚らわしい性質を持っているとした苦言。
まあこれはこのまま古代キリスト教の結婚禁止やら女性蔑視やらの文脈に連なるとかいろいろあるらしいんですが、そんなんわからん現代っ子の膜取にしてみりゃ 教父様、何をスカトロジー発言しとるのですかとしか。
……世の中にはこんなこと考えるボンクラもいますので、エライ人はあんましウンコの話とかしないほうがいいですよね。(2005/5/12)


「今時、根暗でもSEXくらいしますよ。」  

――フォスター『探偵少年A』

講評:いや、しませんよ。(2005/5/6)


「おお。村岡の持っちょるこつは何を売っちょるの。淫売じゃないの。
言うなら、あれらオメコの汁で飯食うちょるんど。
のお、おやっさん。神農(露店業)言うてもバクチうち言うても、うまいもん食べてマブいスケ抱くために生まれてきたんじゃないの。そりゃゼニがなきゃ出来やせんので。ゼニに身を張って何が悪いの」

――『仁義なき戦い・広島死闘編』


講評:身も蓋もない率直さによって一種異様な説得力を帯びた、千葉真一の名ゼリフ。
……それにしても「オメコの汁で飯食う」ってアンタ。
メシとエロの種になるならば、職業に貴賎の上下など瑣末な問題だ……と、893さん流「職業選択の自由」の主張と言ったところでしょうか。まぁ違法性とかのデリケートな話題は置いといて、エロマンガ業界に就職活動をしようとして母親に猛反対された(実話)経験のある膜取には身につまされる話でしたわ。(2005/4/28)


「この世の中に、異常などと呼ばれうるものは一つもないよ、ウージェニー。 すべては自然から由来しているのだからね。
自然は人類を創造したとき、その顔をひとりひとり違えて造ったように、その趣味をもひとりひとり違えて造ったのさ。」

――サド侯爵『閨房哲学』

講評:サドの作風(あえて思想とは言いませんが)を端的に示した台詞。
豊かになるということは「今あるものに飽き始める」ということですから、文化人に変態性欲者が増えるのもさもありなん、ということでしょう。
フランス革命期でこれですから現代人なんかはなおさらです。
膜取は最近、とある獣姦CGサイト(男のほうが人間)を見てこれを実感しました。(2005/4/21)



女のいちばんよい香りは、何も匂いのしないことだ。
ちょうど、女の行為の最良の香りは、人に気づかれず、音を立てないことだと言われるように。
――モンテーニュ『エセー』

シャワーも洗浄器つきトイレも無い。これこそ私にとって、江戸時代の最大の魅力なのだった。
そう、当時の女性たちはみな自然のままの生フェロモンを染みつかせていたのである。それを味わわない手はない。
現代のように、男も女も匂いを気にするあまり洗い清めて小綺麗になり、無味無臭のセックスを行なう。こんなものは色事でも交合いでも何でもない。
――睦月影郎


講評:かたや中世フランス思想の巨人、かたや現代の大エロ小説家。互いに偉大な人物でありながら、スメルに関する見解は間逆のものとなりました。
やはり人間は無いものねだりをする動物のようですね。
ちなみに膜取はモンテーニュ大先生に賛同。だってうんこが付いてるおしりよりは付いてないおしりのほうがいいじゃないですか。(2005/4/14)


「先生……
「倖せ」ってなんだか知ってる?
脳みそのね「快楽物質」っていうのが……
人の倖せの正体なんだって――――」
――巫代凪遠「しあわせのくすり」


講評:本気で痛そうなことしてるのになぜか笑ってしまうアイデアSMの雄、巫代凪遠氏のドラッギーな短編より。
無論、これだけが真実ではありません。
しかし、この断定が一面の真実を貫いていることも確かなことでしょう。
普段からこんなアナーキーな信念で生きてはいけないからこそ(捕まるぞ!)、せめて自宅でチンチンを握っているときくらいは、他の真実を忘れても良いのではないでしょうか。(2005/4/1)




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